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| 転んで足をひねったり打ったりして受診し「歩けるから骨は折れていない」という患者さんがいらっしゃいます。確かに、体を支える主要な骨格である太ももの骨や向こうずねの骨が折れてずれている場合には、体重をかけられず歩けなくなることがほとんどであると思われます。しかし、ずれのない骨折であるひびが膝周辺に生じた場合は歩けることが多く、股の付け根のひびでも歩ける場合があります。また、「動かせるから折れていない」という患者さんの意見もよく聞きますが、これも、膝や足首の骨が折れていても自分で動かせる人が少なくありません。 当初は、ずれのないひびやずれの少ない骨折であっても、適切に治療をしないとずれが進行する恐れがあります。ギプスなどの固定で治療できる程度のずれが、手術が必要になる場合もあります。打ったりひねったりして痛みや腫れが続く場合は、たとえ歩けても骨折が生じている場合があるので、整形外科受診をお勧めします。 |
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