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「壁や家具にぶつけて足の指が痛い」と受診される患者さんが少なくありません。腫れて内出血を伴い、見るからに痛そうですが、エックス線を撮っても骨折を認めないことがあります。この場合は単なる打撲の場合もありますが、当初はエックス線に写らないひびが後から見えるようになるケースもあります。従って、腫れや内出血を伴うような指の状態であれば、初回のエックス線で異常がなくても要注意です。 ひびはずれのない骨折ですが、ずれてくる心配がありますので、ひびの疑いが残る場合は骨折を想定して固定をしておいた方が無難です。痛みが長引けばエックス線を再度撮影して、ひびがあるかどうかを確認することになります。 足の指の先端の骨は、たとえひびでも治りが悪いことがあります。ずれのために癒合が難しい場合やずれが大きく変形を許容できない場合は手術を検討する必要がありますが、手の指と比べると手術になることは多くありません。 |
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