|
|||||
<< 前のページ|次のページ >> | ||
|
|
|
腰椎すべり症とは横から見て腰の骨が前後へずれている状態です。分離症から分離すべり症を来す場合もありますが、中年以降の女性に多いのは年齢的な変化に伴い生じた変性すべり症で、第4腰椎や第3腰椎の前方へのずれが多く見られます。 変性すべり症では上下の骨を連結する椎間板や椎間関節にかかるストレスが増大するので、腰痛が起こりやすくなります。初めて痛みを感じた時には、既にある程度のずれを来していることが少なくありません。いつ腰痛が起こってもおかしくない状態が既に生じていて、ささいなことをきっかけに発症するものと思われます。 腰痛が生じる前には腰部のだるさや重さを感じることもあります。腰痛体操を行い、日常生活で腰部への負担を少なくすることを心がけることにより、すべりの進行が少しでも防止できたら良いと考えます。すべりが進めば腰部脊柱管狭窄症を合併することが多いので、腰部の症状が続く方には整形外科受診をお勧めします。 |
|
<< 前のページ|次のページ >> | |
← 一覧に戻る |