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腰痛や膝痛のために痛みの薬を必要とする患者さんが多く見られます。いわゆる「痛み止め」である非ステロイド抗炎症薬の役割も小さくはありませんが、通常の痛み止めでは制御できない痛みも少なくありません。 例えば、腰椎椎間板ヘルニアにより神経が圧迫されて起こる坐骨神経痛の場合には痛み止めが効きにくいといわれています。そのような場合には、神経障害性疼痛治療剤を用いて痛みの軽減を図ります。また、痛み止めの効きが悪い変形性膝関節症や腰部脊柱管狭窄症による痛みには慢性疼痛治療剤の効果も期待できます。 しかし、これらの薬にはそれぞれ生じやすい特徴的な副作用があります。薬効が出る前の導入初期に副作用を生じてしまうと、服用を継続できなくなる人が少なくありませんので、最初は少量から開始して徐々に増量していくなどの副作用対策を講じる必要があります。また、腎機能低下などによる使用制限もあるので注意が必要です。腰や膝の痛みでお困りの方には整形外科受診をお勧めします。 |
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