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院長・川村正英の


痛み止め 2022年9月5日

 痛みに対する薬も多彩になりましたが、従来の「痛み止め」である非ステロイド抗炎症薬を必要とする患者さんも多く見られます。この薬は抗炎症作用と鎮痛解熱作用を有しますが、「痛みを抑えるのみで根本的な治療ではない」という説明を聞いたことがあるかもしれません。確かにそれが当てはまるケースも多く、手術などの抜本的な治療が望ましい患者さんもおいでになります。しかし、中には痛み止めの短期服用のみで治療が完結する疾患もあり、非感染性の炎症である偽痛風などはこの種の薬でほとんどの例が軽快します。また、痛みのコントロールが困難で、服用を続けざるを得ないケースも少なくありません。
  副作用として、まずは胃腸障害に注意する必要があり、効き目の強い痛み止めを使用する場合は胃薬も効果の強いものを併用した方がよいと考えられています。また、長期にわたり内服し続けると腎臓、心血管系などへの悪影響も懸念されます。痛み止めもうまく使って痛みに対処していく必要があります。
 
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