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「寝違えを繰り返して頸部の痛みが続く」という患者さんがいらっしゃいます。不良な体勢で寝ると頸部の問題が生じることがあり、うつぶせで寝て起きたときに頸部に張りや痛み、動きにくさといった症状を経験した方も多いことと思われます。 日本整形外科学会のホームページには寝違えの機序は「睡眠中に不自然な姿勢が続いたために一部の筋肉が阻血に陥るなどが考えられる」と記載されていますが、さらに、頸椎の椎間板や関節にかかる非生理的なストレスの持続も症状発生に関与しているのではないかと考えます。 もともと頸椎に問題がある人は頸部への負荷に対する許容範囲が狭いと考えられ、頸椎椎間板の膨隆がある場合や神経の通り道が狭くなった場合は就寝時の不良な姿勢で容易に疼痛を生じ、寝違えを繰り返すことになると思われます。さらに神経が圧迫されると、上肢のしびれや痛み、運動障害などの症状を来します。再々寝違えを生じる人や、寝違えがなかなか治らない人には整形外科受診をお勧めします。 |
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