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患者さんから「年を取ると神経痛が起こりやすくなるのか?」と聞かれることがあります。そういえば最近はあまり聞きませんが、高齢者が手足や肩、腰に痛みを生じて「リウマチ、神経痛が起こった」と言うのを昔はよく耳にしたものでした。 加齢とともに脊椎には多少なりとも変形が生じてきます。余分な骨が新たにできたり、靱帯が肥厚したりしますが、その結果、腰椎や頸椎の神経の通り道が狭くなってきます。手足に向かう神経は頸椎、腰椎を通るので、狭くなった部位で神経が圧迫されると、腰椎ではお尻や足に、頸椎では肩や手に神経痛を生じることになります。従って、加齢により神経痛は起こりやすくなるといえます。 神経痛を生じても軽症であれば薬物やリハビリで対応可能ですが、筋力低下や歩行障害などの重い神経症状を生じた例では手術が必要になることもあります。神経痛と思われる手足や肩、腰の痛みを生じた場合は整形外科受診をお勧めします。 |
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