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外反母趾 2011年12月5日

 外反母趾は足の親指が第2趾の方に「くの字」に曲がる変形です。中年女性に最も多く、リウマチの人にもよく起こります。外反母趾の人は扁平足となっていることが多く、爪先が細くなったハイヒールを履くと親指の付け根から先が圧迫されて変形が起こりやすくなります。変形以外の症状としては内側に突出した親指の付け根の痛みがありますが、高度の外反母趾でも痛くない人も多く、変形の程度と痛みの強さは相関しません。外反母趾になった場合、使用する靴は中で指が動かせる程度にゆったりとしてヒールが高くないものとします。装具療法は変形の進行防止を主な目的とするもので、変形が著明に改善することはあまりないようです。一方、合併する扁平足で他の指の付け根が痛む場合には足底装具が痛みの軽減に有効です。痛みが強く変形矯正を希望する人には手術療法を行う場合もあります。
 
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