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モートン病 2011年11月7日

 歩行時に体重をかけると足の裏の指の付け根がびりっと痛む人がいます。これは足の指の神経が指の付け根にある靱帯で圧迫されて起こる障害で「モートン病」といいます。中年女性に多く発症し、足の第2指から第4指の付け根に好発します。ハイヒールで歩くときのように足の指が反った状態で体重がかかると神経が圧迫されやすくなります。圧迫された神経に炎症が起きて腫れると、神経はさらに圧迫を受けやすくなり悪循環に陥ります。症状として足の指の付け根から指にかけてのしびれや痛み、灼けるような感じを来し、踏み返し時に電気が走ると例える人もいます。腫れた神経を小さな瘤として触れる場合もあります。細い靴を履くと症状が悪化しますので靴は幅広くかかとの低いものが良く、靴や中敷きを治療用の装具として作製する場合もあります。神経の炎症を治める目的の注射が効く人もいますが、難治例では手術を要す場合もあります。
 
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