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足の指の骨折 2008年7月7日

 テーブルや柱に足の指をぶつけると結構痛いですが、腫れが強い場合は骨折が生じていることもあります。特に第5指(小指)や第4指に多く見られます。診断にはX線検査が必要ですが、足の指はほかの指と重なるため横からの撮影が困難で、ずれの少ないひびのような骨折がX線で分からない場合があります。
 足の指でもずれが大きい場合や関節面のずれが許容できない場合は手術が必要になります。ずれが少なく固定のみで治療する場合はギプスやアルミ製のシーネ、隣接指へのテープ固定などを行います。ギプスやシーネによる固定中は靴も履きにくく不自由が多いと思いますが、骨の癒合が悪かったり痛みが残ったりする場合もありますので、足の指といえども固定をおろそかにしてはいけません。足の指の骨折が疑われる時は整形外科専門医受診をお勧めします。

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