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| 腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症で薬やリハビリなどの治療を継続している患者さんが多くいらっしゃいますが、筋力低下など下肢の運動機能障害が進行して手術を要す場合があります。起こりやすい機能低下は「足首を自力で反らすことができなくなり、歩行時に爪先が引っかかって転倒しやすくなる」「下肢のすくみ感やしびれ、痛み、筋力低下で歩きづらくなる」ことです。 しかし、このような場合に「手術は怖いので受けたくない」とおっしゃる患者さんが少なくありません。それはそうでしょうが、神経は強い組織ではないので、機能がとことん低下してからでは手術を受けても神経の回復が悪いことが危惧されます。従って、極端に悪くなる前の段階で手術を考慮した方がよいと思います。 内科的合併症や年齢的な問題でやむを得ず手術が受けられない場合は保存的治療の継続をするしかありませんが、歩行機能の維持は重要であり、そのためには手術を要す場合があります。 |
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