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膝関節の痛みでお悩みの患者さんが多く見られますが、膝の裏に痛みを感じる人もいらっしゃいます。膝関節の後方部分を構成する組織に問題が生じると膝の裏の痛みを来しやすくなります。 半月板の後方部分の断裂、膝の裏の筋肉の損傷や腱周囲の炎症、関節軟骨の後方部分のすり減りなどが原因として挙げられ、けがにより後十字靱帯に断裂を生じた場合も膝の裏に痛みを来します。膝裏の滑液包にたまった水が増えると張りや痛みも生じやすくなり、比較的急速に膝裏の張りを生じた場合は関節そのものに水がたまった場合も多く見られます。その他に、膝裏に余分な骨や軟骨ができる状態になり痛む場合も時に見られ、大腿後面からふくらはぎまで広く痛む場合は腰に原因がある神経痛を生じていることも考えられます。 このように膝の裏の痛みの原因も多彩ですが、膝の屈伸が制限されることも多く、日常生活に支障を来します。膝の裏の痛みを生じた場合は整形外科受診をお勧めします。 |
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