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急性の腰痛を来した患者さんが整形外科を受診して、腰椎のエックス線を撮っても異常がなく、神経が障害された症状も見られない場合があります。このような場合に腰痛の原因が腰部のどこにあるのか判断できないことが少なくありません。大したことのない腰痛は消炎鎮痛剤などを適宜用いて安静にしていると比較的短期間で軽快してくることが多く、その場合は原因を特定するための検査をする必要性は少ないと考えられます。一方、重症の腰痛はなかなか治りませんので、腰痛が良くなってこない場合は精査を進めていきます。 また、比較的短期間で治っても腰痛を繰り返す場合は、椎間板、椎間関節など腰椎のどの部位に痛みの原因があるのか、磁気共鳴画像装置(MRI)などで検査を行うことが考えられます。問題のある部位が判明したら、腰痛が再発しないように、また腰椎の変形が進行しないように対策を立てた方がよいと考えます。日常生活動作に問題がないか見直しをして、腰痛を防止する体操を継続することなどが推奨されます。 |
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