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肩関節には三角筋という大きい筋肉が表層にありますが、その深層にある4個のインナーマッスルが上腕骨頭を覆う腱板という組織を形成します。腱板は腕を挙上する際に重要な役割を担いますが、40?50歳ごろから加齢性変化が始まり、五十肩の発症にも関連がある組織です。腱板の断裂は転倒して手をついた場合や肩を打撲した場合に起こりますが、加齢性変化により弱くなった腱板は明らかな外傷が加わらなくても断裂する場合もあります。 MRI検査をすると腱板の断裂部を確認することができますが、小さい損傷は関節造影検査をしなければ分からないこともあります。断裂した場合は肩に急性の痛みが生じ腕の挙上ができなくなったり、円滑に挙げられなくなったりしますので、比較的若い人や断裂の範囲が広い場合は手術を考慮した方が良いでしょう。 |
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