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傷を負ったときの処置 2007年9月3日

 包丁で誤って切ったり、犬にかまれたりして手や足に傷を負ったときに、自分で消毒しておけばよい傷なのか、病院で処置をしてもらわなければいけない傷なのか、判断が難しい場合もあると思います。傷を開く方向に緊張をかけてみて実際に開くようであれば、傷がある程度深いので縫合が必要になる場合が少なくありません。また、皮膚の深部にある筋や腱、神経血管の損傷を伴う場合は医療機関での処置が必要です。
 傷を負って一晩放置して翌日になって受診する方を時々見受けます。受傷時には傷の中に細菌が侵入しますが、未処置のまま長時間経った傷は化膿しやすくなっており、そのまま縫い合わせると化膿を促進する結果になります。従って、明らかに浅い傷でない場合は速やかに医療機関を受診して処置を受けた方がよいと思います。
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