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疲労骨折は正常な強さの骨に繰り返し負荷が加わることにより生じます。長距離走やサッカーなどの選手の向こうずねや足の甲に起こりやすいですが、上半身の動作を反復する競技では腕や肋骨などに生じる場合もあります。痛みが起こってから3〜4週間後に初めてエックス線上の異常が出てくる場合もありますので、発症当初のエックス線で異常がなくても安心はできません。 治療として骨がくっつくまで骨折部の安静が必要で、痛みが強い場合や向こうずねの骨折の場合はギプス固定が必要になることもあります。疲労骨折を予防するには、練習や試合をやり過ぎないようにし、トレーニングを適切にする必要があります。スポーツ選手が明らかな外傷なしに手足に痛みを生じ、短期間で痛みが治らない場合は疲労骨折の疑いもありますので、整形外科専門医受診をお勧めします。 |
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