<< 前のページ次のページ >>




スキー・スノーボード外傷 2006年2月6日

 ウインタースポーツ真っ盛りのシーズンですが、スキーやスノーボードをする際にもけがには注意が必要です。スキーによるけがはその多くが下肢の骨折や捻挫、靱帯損傷ですが、用具の改善やゲレンデの整備によりスキー外傷は近年減少しています。一方、最近増えているのがスノーボードによるけがで、競技人口の増加もあり、スキーによる外傷の件数を上回っていると言われています。
 その特徴は肩、肘、手くびなど上肢の骨折や靱帯損傷が多いということです。女性など筋力の弱い場合に重傷のけがになりやすく、スキーに比べ初級者がけがをしやすい傾向があります。上肢の骨折では骨が癒合しても関節の動きの制限が残りやすく、治療に難渋することもあります。
 スキーやスノーボードの際にはけがにも十分注意し、もしけがを負った場合は整形外科専門医にご相談ください。

<< 前のページ次のページ >>
 
← 一覧に戻る