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ひざの痛みや腫れをきたす疾患 2003年3月6日

 ひざの痛みや腫れの原因として最も多いのは、変形性膝関節症です。老化によりひざの軟骨がすり減って骨が変形し、痛みや腫れ、運動障害をきたす慢性の病気です。日本人の場合O脚の中高年女性に多くみられます。
 関節リウマチでひざが痛むこともよくあります。リウマチの関節炎は通常多発性で、手にも起こることが多いのが特徴です。典型的な症状がでると診断は容易ですが、リウマチの起こり初めで、ひざのみが痛む場合や、もともと変形性膝関節症があって、その上にリウマチが起こってきた場合などは診断が困難なこともあります。
 そのほか、膝関節内にできた結晶が刺激となって関節炎を起こす痛風や、偽痛風、ひざの骨の一部が腐ってくる骨壊死、半月板損傷や靱帯損傷も原因として挙げられます。
 このように疾患はさまざまで、治療法も異なります。ひざの痛みや腫れでお悩みの方は整形外科専門医の受診をお勧めします。


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