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家具などにぶつけて足の指が折れてしまい「以前にはこれくらいのことでは何ともなかったのに骨粗しょう症が進行したのだろうか」とおっしゃる患者さんがおいでになります。骨粗しょう症は加齢により進行し、骨の強さの指標である骨密度は徐々に低下するのが通常で、女性では閉経により比較的急速に低下します。 骨の強さには当然のことながら個人差があり、体質による要因が大きいことは否定できませんが、生活習慣にも強く影響されます。食事においてカルシウムの摂取は必要ですが、タンパク質など他の栄養素も重要であるためバランスの良い食事が推奨されます。また、骨は使わないと強くならないので、ウオーキングなどの運動を日常的に行うことも大切です。適度に日光を浴びて、ビタミンDの形成を促進する必要もあります。 しかし、それでも骨密度の低下が進行する場合は骨粗しょう症の薬物療法が必要になってきます。元気に歩き続けるためには骨粗しょう症の良好なコントロールが重要です。 |
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