|
|||||
<< 前のページ|次のページ >> | ||
|
|
|
交通事故に遭って頸部や肩の痛みを来す人が少なくありませんが、よく見られるのがエックス線で骨の異常がない頸椎捻挫です。頸部を動かすと痛みが誘発されて頸部の動きが制限され、肩凝りや頭痛、気分不良を生じる場合もあります。治療として、受傷当初は安静にして薬物療法を適宜行いますが、痛みが遷延するようならリハビリも施行します。 事故時には何ともなくて、後から頸部痛などの症状が出てくる場合もありますが、日にちがたってから生じた症状のすべてが事故のせいというわけではありません。事故などのけががなくても日常生活動作のみで頸部痛を来す人はいくらでもいますし、頸椎の年齢的な変化が進めば痛みも起こりやすくなります。事故による頸部の症状は重症であれば受傷直後から生じるでしょうし、後から出てくる場合でも、私の経験では、翌日には症状を来すケースがほとんどです。頸椎捻挫で頸部や肩の痛みを生じた場合は整形外科受診をお勧めします。 |
|
<< 前のページ|次のページ >> | |
← 一覧に戻る |