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手足の痛みとともに発熱を来す場合があります。一般に発熱といえば細菌などが原因となる感染症により生じることが多いですが、手足にも感染による炎症を来すことがあります。関節に感染を生じると化膿性関節炎となり、腱鞘に生じて化膿性腱鞘炎を来すケースもあります。手足における感染の原因菌としては細菌が多いですが、抵抗性の減弱している人ではカビなどの真菌による関節炎を来す場合もあります。一方、感染ではない炎症で発熱を生じる場合もあります。関節リウマチが代表的疾患で炎症が強いときには全身的な発熱が見られます。痛風や偽痛風でも非感染性の炎症を来し、小児の単純性股関節炎でも発熱が見られます。非感染性の炎症では感染症に比べると発熱の程度は軽く、熱があるのに気付かない患者さんも少なくありません。ただし、感染症でも真菌感染や弱毒菌感染、抵抗減弱者では高熱が出ないこともあるので、注意が必要です。 | |
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