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肋骨のひび 2010年2月1日

 転倒して胸を打撲した際に肋骨の痛みを来すことがありますが、強い痛みではないけれども痛みがなかなかひかない場合は、ひびが入っていることもあります。ひびはずれのない骨折ですが、エックス線写真で分からない場合があります。特に肋骨のひびは分かりにくく、後に再度エックス線を撮ってみるとひびがずれて折れていたことが分かる場合も少なくありません。また、ひびがずれずに治ってきて、周りに新たな骨ができることによってひびがあったことが分かる場合もあります。
 ひびの場合は単なる打撲に比べて痛みが長引きますが、いずれにしても日にち薬で治ってきます。エックス線では分からないけれどもひびの疑いがあり、保険などの関係で骨折の有無を明らかにしなければならない患者さんの場合は、一定の期間をおいて再びエックス線を撮影してみる必要があります。
 
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