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リウマチ因子について 2005年3月14日

 関節リウマチの診断をする時に血液でリウマチ因子を調べますが、これだけでリウマチの診断がつくわけではありません。リウマチ因子は正確にはリウマトイド因子といい、健康診断などで検査したことがある人も多いのではないでしょうか。リウマチ因子がかなり高値である場合は関節リウマチの疑いが強くなりますが、健常者やリウマチ以外の疾患でも正常値を超えて陽性になることがあります。一方、リウマチ因子が陰性の場合もそれだけでリウマチでないとはいえず、経過中に陰性から陽性に変わるリウマチ患者もいますし、約20%の患者では陰性のままであるといわれています。リウマチ因子は関節リウマチの診断において必要な検査ではありますが、それだけでは決め手にならず、リウマチの診断は関節の腫れなどの症状と併せて総合的に判断する必要があります。

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