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骨粗しょう症の治療 2004年12月13日

 これまで骨粗しょう症について述べてきましたが、予防についてまとめますと、食事でカルシウムを十分に摂取し、適度な日光浴でビタミンDを産生し、運動により骨に圧迫力をかけると、増えた血液中のカルシウムが骨に沈着して骨は強くなります。女性は男性よりも骨粗しょう症が起こりやすく、骨量の減少が始まる閉経のころから骨粗しょう症の予防を意識した方がよいと思います。ただ、体質的に骨粗しょう症にならない人もいれば、努力をしても骨粗しょう症になる人もいます。
  実際に骨粗しょう症になってしまって、食事や運動療法のみでは不十分な場合には薬物を使用します。ビタミンD製剤、カルシウム製剤をはじめとして何種類かののみ薬や注射薬があり、それぞれの患者さんに適した薬物を使用します。骨粗しょう症が心配な方は整形外科専門医にご相談ください。

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