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五十肩を放置すると・・・ 2003年1月9日

 五十肩になると、痛みは数週間にわたって悪化し、その後、痛みは少なくなりますが、慢性化して、癒着による運動障害が生じてきます。
 治療として急性期には肩の安静が必要で、運動を制限して痛みを誘発しないようにします。関節注射や消炎鎮痛剤の内服、湿布が有効です。急性期を過ぎると、癒着を防止するために運動療法をできるだけ早期に開始します。この点が重要です。仕事で肩をよく使うから大丈夫と考える人もいるようですが、日常生活で肩を最大限に動かすことはあまりありません。
 五十肩は軽症の場合、数カ月で自然に治癒することもありますが、放置して関節が硬くなってしまうと、痛みもひかず、治療に難渋するケースが少なくありません。従って、肩の痛みや運動障害をきたした場合には、早期に整形外科専門医の診察を受けた方がよいでしょう。


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